カヤック漂流事故について(2023年5月17日)


こんにちは。
宮古島からアイランドワークス石井と申します。
先日の大型連休中に起こった鍾乳洞付近でのカヤック漂流事故について。

沖縄テレビニュース(動画)

去る5月2日と5月5日に起こりました保良クバクンダイ鍾乳洞(通称:パンプキン鍾乳洞)
でのカヤック漂流事故に関しまして、ツアーの安全性を不安視するなど多数のご心配の声が我々の下へ届きました。
そこで改めて誤った情報が広がらない様、また、これからも安心してツアーにご参加頂ける様ご報告させて頂きます。

まず、現在鍾乳洞を利用してツアーを開催している事業者は10社あります。
そのうち、我々のようにほぼ全ての事業者は沖縄県知事の認定制度により
保全利用協定を結んでおり、【安全管理】【周辺のサンゴの保全】【鍾乳洞内の保全】
また【地域や文化への配慮】を徹底し、沖縄県知事から認定を受けた公式ルールを厳守し、利用しております。

今回、事故を起こしてしまった事業者は、この協定には入っていない事業者と言う事になります。

海でのアクティブを運営するうえで最も根底にあるのは安全管理です。
500メートルの距離であろうとカヤックに乗りお客様をお連れするのであれば
カヤックの資格は必須であります。
我々締結事業者のガイドは全員カヤックの資格(NPO法人沖縄県カヤック・カヌー協会)
を取得しており
カヤックの資格がないものは、お客様をお連れできないルールを厳守しております。
また鍾乳洞内の保全なども考慮し、人数制限を実施しておりインストラクター1名に対し最大でも8名様までとしております。
併せて鍾乳洞を利用できる一日の最大人数は全事業者合計で80名様までと定めています。
この他、地域の神聖な場所である事から、鍾乳洞内は一切の撮影禁止を徹底しております。

ただ、残念なことにルールを守って頂けない事業所があるのも事実です。

これを踏まえ、
皆さまのお店選びが、直接的な水難事故を未然に防ぐ事に繋がり
また宮古島の環境保全にもつながります。

我々保全利用協定締結事業者は、保良自治会、沖縄県自然保護課、宮古島市と
協定を結び沖縄県知事から認定を受けている事業者です。

ご利用の際は認定を受けている事業所からツアー等にご参加して頂く様お願い致します。

宮古新報記事

宮古毎日新聞記事

琉球新報

鍾乳洞について詳しく記事にしたサイトを作りました。
興味がある方は是非、読んでみて下さい
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